【箱根旅行ナビ】箱根フリーパスはお得?1泊2日の箱根旅行でお得度検証!
公共交通機関を利用して箱根旅行を楽しむなら、絶対おすすめの箱根フリーパス。
どのエリアも、観光向けに周遊きっぷやフリーパスが用意されていますが、元がとれるのか、本当にお得なのか気になるところですよね。
そこで今回、箱根フリーパスで実際に箱根旅行をしてわかった、箱根フリーパスの内容・お得さについてレポートしたいと思います!
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箱根フリーパスとは?
箱根フリーパスは、箱根エリアの乗り物が自由に乗り降りできる周遊きっぷ。
箱根エリアは広く、観光を楽しもうと思うと、鉄道、バス、ロープウェイとさまざまな乗り物に乗ることになり、交通費もかさみやすいです。
箱根フリーパスは、鉄道やケーブルカー、ロープウェイなどの箱根の主要交通手段が、有効期間の間、乗り放題になるだけではなく、箱根までの小田急線往復乗車料金がセットになっています。
また、箱根フリーパスの提示で優待割引になる施設が約70も!
箱根観光を楽しもうと思うならこれは必須なのでは?と思い、今回の箱根旅行では、箱根フリーパスを購入することに決めました。
箱根に行くまでの小田急線の乗車運賃も箱根フリーパスに含まれているのもポイント!
車で箱根向かうならまた別ですが、電車で小田原を経由して箱根に向かうなら、普通にきっぷを買うよりも箱根フリーパスを買ったほうがお得かと。
ただ、箱根フリーパスに箱根ロマンスカーの特急券は含まれていません。
ここだけ注意。
さすがに各停で小田原まで行く人は少ないと思うし、ほとんどの人が電車で箱根に向かうなら特急電車にのるはず。
つまり箱根フリーパスを買っても、別に特急乗車券は買う必要があるということ!
それを踏まえても、結果的にお得なのかどうかもしっかり検証してレポートしたいと思います。
箱根フリーパスで乗れる乗り物
箱根フリーパスで乗り放題になる乗り物はこちら☟
- 箱根登山鉄道
- 箱根登山バス(指定区間内)
- 箱根ロープウェイ
- 箱根登山ケーブルカー
- 箱根海賊船
- 小田急箱根高速バス(指定区間)
- 東海バス(指定区間)
- 観光施設めぐりバス(箱根登山バス)
箱根エリアの乗り物をほぼほぼ100%網羅しています。
ただ、
- 箱根ロマンスカー(特急)は別途特急料金が必要
- 小田急線区間(発駅~小田原駅)の乗車は往復1回に限る(乗り放題ではない)
- 定期観光バスは乗車できない
- 小田急箱根高速バスは指定乗車券優先で、満席の場合は乗車できない
- 伊豆箱根バスは利用できない
など、利用するにあたって覚えておいた方がいい注意点も。
「乗り放題だと思っていたのに!」なんてことにならないように、箱根フリーパスを使うなら、ある程度コースを決めて、乗車する乗り物、乗車範囲を事前にチェックしておきましょう。
あと、悪天候などで運休になった場合ですが、
運休により乗車できなかった乗り物については、旅行終了駅にて払戻しができるとのこと。
ただし、その乗り物を一度も乗車していない場合に限るとのことなので、
たとえば
箱根ロープウェイに全く乗れなかったという場合は払い戻しOK、
箱根ロープウェイに乗って大涌谷まで行ったけど、そこで運休になって帰りのロープウェイに乗れなかったという場合は払い戻し不可になります。
箱根フリーパスの料金
箱根フリーパスの料金は、発駅・有効期間によって料金が異なります。
【2日間】
発駅 | おとな | こども |
---|---|---|
新宿駅 | 5,700円 | 1,500円 |
新百合ヶ丘駅 | 5,490円 | 1,450円 |
小田急多摩センター駅 | 5,600円 | 1,480円 |
町田駅 | 5,420円 | 1,420円 |
小田原駅・箱根湯本・御殿場・三島 | 4,600円 | 1,000円 |
【3日間】
発駅 | おとな | こども |
---|---|---|
新宿駅 | 6,100円 | 1,750円 |
新百合ヶ丘駅 | 5,890円 | 1,700円 |
小田急多摩センター駅 | 6,000円 | 1,730円 |
町田駅 | 5,820円 | 1,670円 |
小田原駅・箱根湯本・御殿場・三島 | 5,000円 | 1,250円 |
ちなみに箱根フリーパスは2021年10月から料金改定で少しお高くなります。
2021年10月以降に箱根旅行に行かれるかたは注意してください。
箱根フリーパスの主な優待施設
箱根フリーパスは乗り物が乗り放題になるだけではなく、観光には嬉しい優待特典も。
優待を受けられる施設は約70ほどありますが、箱根観光でも人気の
- 彫刻の森美術館
- ポーラ美術館
- 箱根小涌園 ユネッサン
- 星の王子さまミュージアム
- 箱根ガラスの森美術館
なども優待施設に入っています。
優待の内容は施設によってさまざまですが、彫刻の森美術館では入館料200円引きになりました。
箱根フリーパスで箱根観光する場合は、行く施設が優待施設に入っているかどうか必ずチェックをしておきましょう!お得にチケットが購入できたり、割引を受けられる可能性が高いです。
箱根フリーパスの購入方法・購入場所
箱根フリーパスの主な購入場所は以下のとおり。
- 小田急線各駅
- 主な旅行代理店(JTB・KNT・日本旅行など)
- セブンイレブン(セブンチケット)
- 小田急トラベル
- 箱根登山バス
- 箱根登山鉄道
- 小田原
- 箱根湯本
- Emot(エモット)※電子チケット
など。
私は、小田急線の新宿駅で特急券と一緒に購入しました。券売機で簡単に購入できましたよ!
ただ、箱根湯本についてから知ったんだけど、エヴァ仕様の箱根フリーパスもあったみたい。
私は別に自動券売機で購入した単なる切符で良かったけど、エヴァ好きな彼は少し残念がっていました。
特別仕様の箱根フリーパスは、おそらく自動券売機ではなく窓口での販売になると思うので、気になる方は事前チェックを忘れずに!
切符を持ち歩くのが面倒という方は、EMotを利用したデジタル箱根フリーパスがおすすめです。
購入から利用までスマホ一つで完結できます。
箱根フリーパスのお得度検証
さて、気になる箱根フリーパスのお得度。
ちゃんと元はとれたのか、どのくらいお得だったのかをお伝えしたいと思います。
1日目
- 新宿→箱根湯本 2,330円(乗車券1220円/特急券1110円)
- 箱根湯本→箱根神社入り口 箱根登山バス 980円
- 箱根海賊船 元箱根港→桃源台港 1200円
- 桃源台→大涌谷→早雲山 箱根ロープウェイ 1,550円
- 早雲山→強羅 箱根登山ケーブルカー 430円
- 強羅→宮ノ下 箱根登山鉄道 140円
- 宮の下→箱根湯本 箱根登山鉄道 270円
1日目は、箱根湯本から芦ノ湖の南北を移動して、箱根エリアをほぼぐるっと一周するルートだったので、たくさん乗り物を利用しています。
もちろん箱根フリーパスを利用しているので、当日交通費を支払う必要はありませんが、箱根フリーパスなしだと結構な交通費がかかったことがわかるかと思います。
実際の観光ルート、詳しくはこちら☟
2日目
- 箱根湯本→彫刻の森 箱根登山鉄道 410円
- 彫刻の森→箱根湯本 箱根登山鉄道 410円
- 箱根湯本→新宿 2,330円(乗車券1220円/特急券1110円)
2日目は、彫刻の森美術館の観光だけだったので、箱根登山鉄道の往復利用と箱根湯本から都内に帰るだけ。
でも、箱根登山鉄道って結構高い…。彫刻の森駅と箱根湯本の往復だけで820円かかっています。
実際の観光ルート、詳しくはこちら☟
箱根フリーパスでいくら浮いた?
さて、今回の箱根観光で本来かかるはずだった一人あたりの交通費を計算すると、
total 10,050円!
交通費だけで1万超えてしまうとは……。
でも、箱根フリーパスを購入したので、実際に交通費としてかかった金額は
5,700円(フリーパス代)+2,220円(特急券往復代金)=7,920円!
つまり、実際の交通費よりも2,130円安く箱根観光することができました!
ちなみに、箱根彫刻の森美術館のチケットも優待割引使ったので、200円得してます。
箱根フリーパスがどのくらい得するかは、ルートや利用する交通手段によって変わってきますが、
箱根の公共交通機関を利用して、箱根エリアをぐるっと回るなら、その都度運賃を支払うより箱根フリーパスを購入したほうがお得だと思います!
箱根エリアの公共交通機関は、観光エリアなだけあって割高です。
また、ロープウェイやケーブルカーなどは、単なる交通としてではなく観光も兼ねた乗り物なので、乗車運賃もそれなり。
当初、箱根フリーパスを購入しても元をとれるかどうか不安でしたが、思ったよりも元がとれて、お得に観光できたので購入して正解でした!
なので、箱根観光を思う存分楽しむなら、箱根フリーパスはおすすめ!
これから箱根に行かれる方はぜひ参考にしてみてください!